Essais
ismの探訪 Case1 船戸一晴先生②
- 無薬局地域と観光と医療 伊根①
舞鶴港から40キロ、約1時間30分で伊根町に着く。有名な舟屋と言われる場所は、車がすれ違うことができるギリギリの幅の道路の両脇に家が迫った状態で立ち並んでいる。そして道路の片側の建物の奥には山肌が見え、急な階段がさらに奥に続いており、反対側の建物の向こうは、舟屋のその開口部から海が見えるのだ。古い街並みで、綺麗に手入れが行き届いた家々の、軒先の細かい装飾や飾り付けに驚くが、それが、観光客の車が家に当たらないための工夫と知って観光地の苦悩に気づく。
そして、空き家になった舟屋がいくつかあることに気づいた。この街も、他の地域と同じように高齢化が進んでいる。介護の送迎車もその時間には多く走るという。救急車もしかりであろう。そして、この地域には薬局がない。医療機関も、町役場にある診療所で間に合わなければ、遠くの病院まで行かなければならない。往診してもらえたとしても、ここには薬局がないということも忘れてはならない。観光の陰で、医療インフラが十分に整いきれずに、医療介護を受けての生活を安心して過ごすことが難しいのではないかと想像した。 (さらに…)
Rp.
Rp.4 溶連菌感染(A群β溶血性連鎖球菌:GAS)による咽頭炎 解答編
みなさんこんにちは。
本稿は前回投稿の「溶連菌感染(A群β溶血性連鎖球菌:GAS)による咽頭炎」
の解答編になります。
まだそちらをお読みになってない方は先にそちらをお読みになる事をお勧めします。
それでは以下に著者の私見を紹介させていただきます。